トマト在住の青年による執筆活動

短編の小説を書いていきます。不定期・自己ベスト更新です。たまーに自分勝手な記事も書きます。

赤い海 ~自己紹介を添えて~

 我々は食べられるために生まれてきたわけではない。種を、我々の子孫を残すために生まれてきたのだ。決して、鳥や狐、そして人間の食欲を満たすために生まれてきたのではない。

 だが今、まさに我々は食欲を満たそうと食らいつく人間の、透明な胃酸の海へ落ちる寸前まで来ている。ぐわりと大きく口を開けた人間が、今にも我々に齧り付こうとしているのだ。

 ああ、感じる。感じるぞ。食欲に飢えた人間の荒い息遣いが。事態は一刻の猶予もない。白い尖った歯が我々を包み込む薄っぺらな皮を突き破った瞬間、我々は赤い故郷の海から放り出されてしまう。

 だが我々とて馬鹿ではない。確かに、我々の命はここで途絶えるだろう。しかし、我々にはまだ、やり残した大きな仕事が残っているのだ。これから生まれてくる、我々の敵を知らない純真無垢な子孫達に、その危険を知らせるという仕事が。

 そのために我々は、この文章を書く。我々の総力を結集し、一つも真実を書き漏らすこと無く、後生に残す文章を書き残すのだ。その仕事をやり終えて、初めて我々の死は意味のあるものになる。

 書き上げた文章は他の生きる術の全てを記した文書と、暫くの間持つ食料と共に種に詰められる。そうして固く張り詰めた種は、人間の口から運良く飛び出した我々と共に地面へと落下し、やがて種は我々の屍を飲み、勢いよく芽吹くのだ。

 書き出しはこんなもので良いだろう。何しろ時間が無いのだ。さあ、本編へと移ろうではないか!

 

 ・・・はい。本編に入ります(笑)ちょっとだけ書いてみました。トマト在住の青年、リコピンの話。抗酸化作用は何処行ったって感じですね(笑)

 

 改めまして自己紹介をいたします。リコピンと申します。勿論本名ではありません。(笑)

 こんなヘンテコな名前にしたのは、私がゲームをするとき、主人公の名前を必ず「リコピン」と名付けていたからです。なんか、語呂がいいじゃないですか(笑)

 

 小説家を目指しております。普段は物流業界でアルバイトをしております。肉体労働のお陰で少しずつ筋肉がついていくのを実感している毎日です。

 

 ここでは主に、短編の小説を書いていきたいと思っています。小説を書き始めてまだ半年程と日は浅いですが、私なりに頑張っていきたいと思っています!

 

 いつか小説家デビューすることが出来たら、こんなふざけた名前(笑)ではなくて、本名に変えようと思っていたりします・・・。

 

 更新ペースは不定期になると思いますが、精一杯、楽しく、書いていきたいと思います!コメント頂けると幸いです!

 ではでは、またのお越しをお待ちしております!(笑)